7月19日、強烈な個性をもつCMがまた一つ炎上を迎えました。
CMは女性の扱い方に学のないおばさまが、暴力的に花嫁を鑑定するシーンがとても衝撃的です。
どこの会社が出したCM?
北京のロイターによると、 ドイツのフォルクスワーゲン(VW)傘下のアウディ(NSUG.DE)が同社中古車を中国で宣伝するCMに非難が集中したといいます。
花嫁を中古車に例えたとして、ネット上では女性への侮辱だなどの批判が殺到しました。
アウディが正式に流したCMではなく、下請けの中古車販売業者が公表したCMだったようです。
しかしながら、堂々とアウディの名前を使ってしまったこともあり、企業イメージの低下を招きかねない危なげな宣伝です。
CMの設定は?
CMは、若い男女の結婚式に新郎の母親が突然登場し、花嫁の目や鼻、耳を調べる始める様子が映し出され、しまいには花嫁の口をこじ開けて歯までチェックするという奇抜なもの。
そこへ「大事な決断は慎重に」というナレーションが流れ、「正式な証明書があって初めて安心できます」と続きます。
このCMはアウディの中古車販売許可を得ている業者の宣伝で、今週ネットや映画館で流され始めたが、女性を物として扱っている、女性べっ視だ、などの批判が相次いでいます。
中国でも女性差別の問題は歴史上存在していて、デリケートな部分に塩を塗ってしまう結果となったのでしょう。
アウディ側の対応は?
アウディは19日声明を発表し、CMで作られた見方は同社価値と一致するものではないと説明し、CMの打ち切りを発表しました。
長い年月とお金をかけて作り上げてきたアウディのイメージ、それを簡単に打ち砕いてしまう映像は、配慮に欠けていたと言わざるを得なません。
どんな動画?
こちらが問題となったCMです。
そこから繰り出される検品のコンボ攻撃に、花嫁は悲鳴をあげ、仲裁すべき神父は恐れおののくばかり。
頼みの綱である旦那さんが止めに入るまで、姑の検品コンボは続きました。
このCMが伝えたかったことは、「パートナーは慎重に選べ、車も花嫁も」ということだったのでしょうが、やり方に問題がありますね(笑)
車屋さんとしてデリケートな問題は、車の品質や扱いですが、お客さんにとっては女性の扱いの方が重要な問題です。
双方の感覚の違いから生まれた炎上騒ぎということでしょう。
車のCM炎上にネットの声は?
「見ていないので何だが、アウディが作ったのではなくて
中国の方が作ったんじゃないのかね。」
「昔の中国の大学入試に
処女検査というものが
あったようだが
そういう文化なんだろう」
「旦那/父親を《返品用》と表現したり、男性を《保険》扱いしても何も言わない言われないのに対象が女性だと途端に問題視し始める風潮がある、これは男性差別ではなくて《女性は守るべきもの》という考えが変わっていないあるいはその辺りは変わると《女性だけに都合が悪いから》変わってないし変えようとしない。
女の汗は綺麗で男の汗は汚いとかデオドラントのCMなんかもそうでしょう、オスの方が臭いが強いのは事実でも悪意満載のCM打っても男は笑い飛ばすか我慢出来る、女は発狂して喚き散らす」
「これが逆だったら笑い話になるのにね
フェミニストが目を光らせてるからね怖いよ」
中国の文化や時代背景をふまえた、高度な意見が目白押しです。
こうして議論を重ねていくことで、お互いの意思を知り、差別意識が少しずつでもなくなるといいですね。