女性についての記事にも関わらず
この記事をご覧の方は、男性が多いかと思います。
彼女へのプレゼントに悩む方や
結婚記念日にプレゼントを考えている方もいるでしょう。
かく言う私も、女性にプレゼントを考えた時、脳が焼けるほど考えた経験があります。
悩んだ末、私が一目惚れした、とびきり可愛いテディベアをプレゼントしました。
満を持して、彼女にプレゼントすると「悪魔みたいね」という、不服申し立てを食らってしまいました。
「もっと可愛い色のふわふわしたやつ」が欲しかったそうで、より高度なリクエストを突き付けられた私は次週買い直す羽目になりました。
男性が女性へのプレゼントに悩むのは、やはり感性の違いからくるものだと思います。
それも生物学的なレベルでの違いがあるのですから、プレゼントに悩むのも無理はありません。
つまり根本的に、男と女では世界の見え方が違うのです。
決してスピリチュアルな話ではなく、ここには解剖学的な根拠もあります。
そこで今回は、男女の「見え方」の違いについてご紹介したいと思います。
男女の興味の対象の違い
ケンブリッジ大学の研究者グループは、102人の赤ちゃんを対象にして、「見よう」とするものの性差を調べる実験を行いました。
赤ちゃんの目の前に用意されたのは、吊り下げられて動くモービルと、笑顔の女性です。
どちらも音声を発する事はありません。
実験の結果、女の子は女性の笑顔に、男の子は揺れて動くモービルに
より興味を示すことがわかりました。
これは、遺伝子レベルでの性質を表しているとも言えるでしょう。
原始時代より、男性は狩猟のために動く物を
女性は集落で子ども達を守るためにコミュニケーション能力を必要としていた名残りともとれます。
男女の見え方の違い
日常生活をおくる上で気付く事はまずありませんが、男性と女性では、網膜の厚みがかなり異なります。
解剖学者レパートのグループは、男性の網膜が女性の網膜よりかなり厚いことを発見しました。
その理由は、男性の網膜には大きく厚いM細胞が多く、女性の網膜には小さく薄いP細胞が多いためです。
この2種類の視神経細胞は機能が異なります。
男性に多いM細胞は、動きと方向の情報を集め
女性に多いP細胞は質感と色の情報を集める役割を担っているのです。
このことからもわかるように、男性は車や電車などの動くものに関心を示すのに対して、女性は、カラフルで様々な形状をもつもの、先程のテディベアの話で例えるならば「可愛い色のふわふわしたやつ」や、花や宝石などに関心を示しやすいのです。
このように目の構造の性差にも感覚の違いの一因があると考えられます。
女性らしさの源エストロゲンの作用
色彩豊かなものや、美しく輝くものに女性が惹かれる要因としては、もう一つ考えられるものがあります。
それが、「エストロゲン」という女性ホルモンです。
女性の体をやわらかく曲線的にするのも、エストロゲンの作用です。
エストロゲンが脳に働きかけると、嗅覚が強まり、穏やかな気持ちを生み出します。
心が穏やかになると、花の香りや宝石の美しさに敏感になり、愛しむ気持ちが生まれて、魅了されやすくなると考えられるのです。
~おわりに~
今回は、女性のものの見え方や感じ方を参考にして、どのようなプレゼントが喜ばれるか考察してみましたが、いかがでしたでしょうか。
鮮やかな色に美しい輝きや良好な質感、どれも科学の世界では女性に喜ばれやすいものなので
プレゼントを選ぶ際に参考にしてみて下さい。
また、役に立つ知識や面白い科学を探してきますね!それでは~