福岡市でも毒蟻であるヒアリが確認されました。
定住や生態系への影響が心配されるなか、日本各地で発見される事態となっております。
7月24日、追記、新たに約90匹見つかる
21日に九州で初めて確認されたヒアリですが、24日になってまた新たに90匹確認されたことがわかりました。
見つかった場所は、福岡市東区の博多港のコンテナ置き場です。
港のみ発見されていて、住宅地までは移動していないもよう。
日にちごとに発見されたヒアリ情報を整理すると
21日に東区みなと香椎の人工島にある「アイランドシティコンテナターミナル」内で、中国広東省・南沙港から運ばれたコンテナ付近のアスファルトのくぼみから数十匹を発見。
その後は追加調査実施していました。
その結果、22日約30匹、23日約50匹、24日約10匹を確認しています。いずれも21日の発見場所近くで見つかっています。
また24日、九州地方環境事務所によると、コンテナの荷主から「コンテナ内からは見つからなかった」との報告があったそうです。
福岡市のヒアリはいつ見つかったの?
ヒアリは7月21日に、博多港アイランドシティ(福岡市東区)で確認されました。
九州地方でヒアリが見つかったのは今回が初めてです。
ヒアリはコンテナ置き場のアスファルトのくぼみにいて、卵や幼虫などは見つかっていないといます。
現場にはヒアリの侵入ルートとなった事がある中国広東省・南沙港から運ばれたコンテナが置かれていました。
対策は?
ヒアリは既に駆除され、捕獲用の粘着トラップや毒の餌を仕掛けるなどして、生息域が周囲に広がらないよう警戒しています。
国内でヒアリが確認されたのは、今回の福岡県を含む6都府県・8カ所となりました。
駆除や罠による捕獲が進められているものの、分布が広がっているような感じがして、少し気持ちが悪いです。
ヒアリ対策の現場で活躍されている方にエールを送りつつ、私はあなたに情報を伝える役目を果たしたいと思います。
ヒアリとその危険性は?
出典 朝日新聞デジタル朝日新聞デジタル
ヒアリは元々、中南米に生息していた外来種です。
しかし現在ではアメリカやオーストラリア、アジア圏でも発見されるようになっています。
ヒアリの体長は2・5~6ミリメートル程度で赤茶色、腹部はやや黒っぽいのが特徴。
非常に小さなながら攻撃性が高く、お尻に強い毒針を持つという厄介な性質を持ちます。
ヒアリに「害を成す敵だ」と認識されると、その毒針で攻撃を仕掛けてきます。
もしも日本に定着した場合、その辺のアリに混じって生息することになるので警戒がぬぐえません。
絶対に定着して欲しくない危険生物ですね。
どんな毒を持つの?刺されたときの対処法は?
それでも人生なにが起きるか分かりません。
あなたがヒアリに刺された時の対処法をご紹介しておきます。
出典https://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201706/p2_0010286195.shtml
ヒアリに刺されると体質によっては呼吸困難などを伴う急性アレルギー反応「アナフィラキシーショック」を起こす危険性があります。
上記の対処法を実践して慌てずに対応してください。
見つけた場合は、絶対にヒアリを素手で触らないことが大切です。
刺された直後約30分は安静にし、容体が急変したときは救急車を呼びましょう。
また、ヒアリは市販のアリ用殺虫剤で駆除することができます。
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