兵庫県男子が意識不明に。ヤマカガシにかまれたときの対処法は?

ヤマカガシは餌となるカエルを求めて、山間部だけでなく、人の住んでいる都心部の河川敷などに潜んでいることがよくあります。

今回は頭の弱いヤマカガシにカエルと認識されたのか、兵庫県の男の子が哀れにもヤマカガシの毒牙にかまれる被害に遭いました。

その毒性の強さは実は国内最強で、マムシの3倍とまで言われています。

果たして男の子は無事なのでしょうか。

ヤマカガシにかまれた男の子

男の子がかまれたのは7月29日午後6時ごろのことでした。

兵庫県伊丹市荻野の公園で遊んでいた小学生の10歳の男の子で、ヤマカガシと見られる毒ヘビに右手首をかまれてしまいました。

が、ロックな精神の持ち主なのか、男の子はすぐに病院に行くことはなくそのまま自宅に帰ってしまいます。

案の定、帰ったあとも傷口から出血が止まらず、頭痛もあったため、夜になって病院に運ばれます。

一時は意識不明まで追い込まれましたが、30日に病院で血清を打ったことにより意識は回復しました。

ヤマカガシの毒はとても強いので大事には至らず本当に良かったです。

意識が回復後も、30日現在は容体を観察するため入院を続けています。

男の子をかんだヘビは、体長60センチほどで、勇敢なる男の子の友達が捕まえて警察に引き渡しました。

友達の敵討ちを見事成し遂げた友情物語は、同級生の間で語り継がれることでしょう。

警察は再発防止のため既に動いており、現場の公園の入り口に「毒ヘビに注意」などと書いた貼り紙をして、注意を呼びかけています。

今回は見事な連携プレーで兵庫の平和は守られました、めでたしめでたしです。

ヤマカガシの毒性について

ヤマカガシは毒を持つ部位が毒牙と、首の付け根あたりの表皮の2箇所あります。

毒牙は、最近までその存在があまり認知されていませんでした。

一般的な毒蛇は大抵、口の中で一番前にある大きな牙に毒腺がありますが、ヤマカガシは奥歯のみに毒腺があります。

人間に噛み付いたときにこれが皮膚に食い込むことはほとんどないため、ずっとヤマカガシに毒牙はないと思われていたようです。

毒牙が知れ渡るようになったのは1972年の中学生の死亡事故です。

指のような細い部位であればヤマカガシの毒牙が届いてしまうケースがあり、それ以降は30件以上の重症例と4件の死亡例があります。

ヤマカガシの毒は、マムシやハブと同じく出血毒で、毒性の強さは国内最強マムシの3倍と言われています。

毒が注入されても、しばらく症状は出てきません。

しかし毒が体内を回り始めると、血管内の血小板に異常をきたし、体内出血が起こります。

全身に皮下出血、歯茎出血、内臓出血、腎機能障害、血便、血尿などが起こり、最悪の場合は死に至るのです。

いざという時に困るのが、ヤマカガシの血清は限られた場所にしかなく、処置が後手に回ってしまうことが多いということです。

血清が手に入らない場合は輸血や透析処置をすることになりますが、それらは血清投与ほどの大きな効果は得られないです。

首の付け根あたりの表皮にある毒腺のほうは、ちょうどこれは体色の中でも一番鮮やかな部分にあたります。

派手な部分をあえて見せることで『自分は毒を持った生き物である』ことをアピールしています。

この毒は、ヤマカガシ自身が力を込めることで液状の状態で多少の距離を飛ばすことができます。

肌に付着するぐらいではとくに影響はありませんが目に入ったりすると、結膜炎や角膜混濁、最悪失明してしまう危険もあるそうです。

イタチなどがヤマカガシを狙うときに誤ってこの毒腺部分に噛み付いてしまい、返り討ちにあって死んでしまうケースもあるため、ペットをヤマカガシがいそうな環境になるべく近づけない方が良いでしょう。

【閲覧注意】ヤマカガシの捕食シーン

物好きなあなたなら、カラフルで美しいヤマカガシの食事風景を捉えた映像に興味があると思って、親切心で動画を用意しました。

ちょっとグロテスクなので、苦手な方は絶対に再生ボタンを押さないようにしてくださいね?

1匹目が食われてるのに絶対交尾をやめないカエルの性欲に唖然としてしまいますが、ヤマカガシとしてはラッキーですね。

盛りカエル食べ放題なんて極限られた旬な時期にしか食べられません。

もちろん、全く羨ましいとは思いませんが。

ヤマカガシにかまれたときの対処法は?

ヤマカガシは近づかない限り、人を攻撃することはないが、万が一かまれた場合は、市販の「毒吸引器」が有効といいます。

しかし、それだけで済ませる事なく、あくまでも応急処置として使用して下さい。

日本蛇族学術研究所の堺淳主任研究員は「とりあえず早急に医療機関を受診してほしい」と呼びかけています。

もしもに備えた毒吸引器の購入はこちら。

ヤマカガシ被害に対し、ネットの声は?

「うーむ自分もヤマカガシは無毒だと思っていました。キケンキケン。」

ヤマカガシは確かに毒蛇なんだけど、おとなしい性格で咬むことが少なかったから毒蛇だと思われていなかった……という歴史があったような気がする。記憶が定かではないけども。でも気をつけようね。怖いもの知らずは怖いよ。」

ヤマカガシ、アオダイショウ、マムシ…うちのばあちゃんの家の畑とか田んぼによく、いるぞΣ(゚д゚lll)!! こういうヘビってさ…怖いよね((((;゚Д゚))))))) 俺はヘビ苦手だから、見つけたらスグに逃げちゃうわ!笑」

「世代によってはヤマカガシが無害と教えられた… 恐ろしい認識ですね」

ヤマカガシを素手で捕まえたワイ」

ヤマカガシに咬まれた公園って中国道のすぐ横じゃないですか。 」

「高三の夏にヤマカガシ捕まえて文化祭に展示したけどそんなに危ない蛇だったんだ」

ヤマカガシの有毒についての認識は世代によってバラツキがあるようです。

今回のニュースをきっかけに、1人でも多くの方が正しい認識を持って、実際にヤマカガシに遭遇したときも冷静に対処して欲しいと思います。

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