2017年8月15日、牛乳石鹸のウェブCMが話題になっています。
牛乳石鹸の WEBムービー「与えるもの」篇
出演している俳優さんは新井浩文さん。
このCMがなぜ話題となり炎上騒ぎにまで発展しているのか?
CMのメッセージとして何が伝えたいのかなど、動画や画像を見ながら考察をまとめていきます。
牛乳石鹸のCM
いかがでしたか?
牛乳石鹸によると、父と子の絆、とある男のなんでもない1日の物語。
何でもない日常の中にある疑問や葛藤を描く。
昔気質で頑固な父親に育てられ、反面教師にすることで今の幸せを手にした彼。
「家族思いの優しいパパ」。
でも、このままでいいのだろうか。ふとそんな疑問を抱く。
それでも、お風呂に入り、リセットし、自分を肯定して、また明日へ向かっていく。
そんながんばるお父さんたちを応援するムービーなのだそうです。
牛乳石鹼のホームページも気になる方はこちらからどうぞ。
参考:牛乳石鹼ホームページ
正直な感想を言えば、仕事や家庭に漠然ととした不満を抱えたまま生きる父親の日常を描いた、盛り上がりもなく救いもなければ解決もない動画でした。
炎上する利用がイマイチわかりませんが、これには賛否がある模様。
言いたいことは分かるけど「だからなんだよ、何がしたいんだ?」というのが多くの見られる感想です。
感情移入すれば「ああ、わかるなあ、ダメな事だと分かっているけど、そうしてしまうこともあるよね、うんうん。」となりますが、それは見ている人が同じような立場ならではでしょう。
主婦からみれば「馬鹿じゃねぇの?ふざけんな。」でしょうし、一昔前の昭和のお父さんからすれば「情けなか・・・。」という感想を持ちそうです。
その意味ではそれぞれの論理がぶつかるところであり、感想に対して賛否が起きるのは分かる気がします。
牛乳石鹼のポスター
牛乳石鹸のポスター「今日も若手社員を泣かせてしまって、自責の念でいっぱいです。さ、洗い流そ。」って。。。恐いわ。「与える者」篇とか銘打ったCMも思考回路がサイコパスだし。社内で誰も止めないの? pic.twitter.com/NEpr0Suc7i
— maomao3333 (@maomao3333) 2017年8月15日
白黒写真に赤文字で「今日も若手社員を泣かせてしまって、自責の念でいっぱいです。さ、洗い流そ。」はちょっとホラーの匂いがしますね(笑)
夏にピッタリのテイスティングですが、石鹼のポスターとして相応しいかは議論が必要です。
ヒマワリのような弾ける笑顔で、「若手社員を泣かせて自責の念でいっぱいです。」と言われても愉快犯ですか?とツッコまざるを得ません。
あなたはポスターを見てどのように受け取りましたか?
サイコパス、狂人、メンヘラを連想させる猟奇的な雰囲気を感じる人も多いみたいです。
いずれにせよ、これらCMとポスターを発表した牛乳石鹼の行く末は、洗い立ての体のようにクリーンなものではないでしょう。
牛乳石鹼のCMとポスターにネットの声は?
新井浩文さんも牛乳石鹸も嫌いじゃないけど、あのCMは嫌い。
— るーりんご (@sweetsweetlucy) 2017年8月16日
牛乳石鹸の動画、男性目線で、奥さんに色々頼まれ、仕事して、後輩が上司に怒られて、その後輩をご飯に連れてって話聞いてあげて、息子の為にプレゼントとケーキ持って帰って来るお父さん。後輩の話はその時聞いてあげないと意味ないし、威厳のある父とはかけ離れてて甘いかもしれないけど父親。
— 沙希 (@skybluebabypink) 2017年8月16日
いつも牛乳石鹸だけは赦してくれる。肯定してくれる。何かしてしまっても牛乳石鹸を使えば大丈夫。牛乳石鹸だけが味方。味方してもらえる自分はきっと間違ってない。間違ってないのに苦しい気分にさせるものを無くそう。家事を辞める。会社を辞める。妻子を殺す。牛乳石鹸で洗い流せば大丈夫だから。
— 九曜 (@navagraha_) 2017年8月16日
「こんな境遇でもお風呂入って牛乳石鹸で洗い流して明日からもまた頑張れる俺。ドヤ!」みたいなことなの? そのお風呂の支度したの共働きの妻じゃん…
— おがたまさん@休暇中 (@ogawatam) 2017年8月15日
牛乳石鹸の動画は確かに意味不明だけど、それをもとに出てくるいろんな解釈がおもしろい。
— ろらん (@rorran) 2017年8月16日
見ている人の境遇や性別、年代によって様々な見え方をするCMは確かに面白いですね。
現代社会で仕事や家庭を持つお父さんの日常はリアルで、流行りのイクメンみたいな「優しくて家族思いな理想の父親」になれない自分がいて、親としての自分をまだ探っているようにも見えます。
仕事も大切、家族も大切、自分も大切。
優先順位の付かない男の葛藤は、この先も続きそうです。
さ、洗い流そ。