【動画】絶滅種のニホンカワウソが対馬で琉球大に撮影される。

8月17日、琉球大学などのグループが長崎県対馬にいたカワウソの映像を公開しました。

映像は平成29年2月6日(水)に撮影されたものです。

参考動画:長崎県対馬において、カワウソを発見!

国内で38年ぶりのカワウソ生体確認

出典 琉球大学

映像を公開した伊沢雅子・琉球大教授によると、映像は、ツシマヤマネコの生態調査のために本学理学部生物系動物生態学研究室が設置した自動撮影カメラに偶然映り込んだものでだそうで、現在はどこにいるかわからないといいます。

なお、具体的な場所は公表していません。

現在生きている国内絶滅種のカワウソの動画はとても珍しく、今回撮影されたのは奇跡的と言っても差し支えないでしょう。

日本のカワウソは明治時代までは全国に生息していましたが、 その後、分布は減少し、最後に残った四国でも1980~1990年代に絶滅したとされています。
今回の記録は高知県で1979年に最後のカワウソ生体が確認されて以来、 国内で38年ぶりのカワウソ生体確認となりました。

 絶滅したニホンカワウソかは不明?

映像に野生と思われるカワウソが映ったものの、国内に生息していたニホンカワウソは絶滅したとされており、今回見つかったカワウソがどの種かは確認できていないのが現状です。

調査グループは対馬で生き残っていた可能性とともに韓国沿岸に生息するユーラシアカワウソが流れついた可能性もあるとみて調査しています。

もしも映像の動物がニホンカワウソだとしたら、歴史を書き換えることとなり、ロマンがありますね。

詳しい調査結果が楽しみです。

環境省の調べによると

環境省は17日、対馬で7月以降に追加調査を行った際に、カワウソのフンを発見し、DNAを調べたところ、ユーラシアカワウソのものだと判定されたと発表しました。

このフンが、琉球大学が撮影した個体のものかは不明ですが、今後さらにサンプルを探すなどして、詳しく調べるといいます。

ニホンカワウソはかつて北海道、本州、四国、九州の沿岸や河川に生息していたありふれた動物でしたが、毛皮目当ての乱獲や水質汚染などの人間の手によってその数を激減させます。

そして、高知県で1979年に姿が見られ、写真が撮影されたのが、公式の最後の確認となりました。

環境省は2012年、ニホンカワウソの二つの亜種(北海道亜種と本州以南亜種)をともに絶滅種としましたが、その後も、「目撃」情報は続いてきたといいます。

ちなみに国内の水族館やペットとして飼育されているカワウソは、ユーラシア大陸に広く分布するユーラシアカワウソや東南アジア原産のコツメカワウソです。

今後の対応としては、特別天然記念物なので、環境省と文化庁が協力して、公的な調査や発見場所への立ち入り制限、密猟の防止などの対応を取ることが大切だとしています。

日本のカワウソをめぐる経緯

朝日新聞社によると日本のカワウソをめぐる経緯は以下のように振り返ることができます。

1965年 国の特別天然記念物に指定

79年 高知県で最後のニホンカワウソの生息を確認

89年 環境庁(当時)が絶滅危惧種に指定

北海道旭川市で死体が見つかるが、調査で飼育されていたユーラシアカワウソと判明

2012年 環境省はニホンカワウソを絶滅種と公表

17年 長崎県対馬でカワウソが見つかる

今回の撮影されたカワウソがニホンカワウソだとすれば、1979年の高知県で最後に確認された歴史を塗り替える大発見となります。

果たして琉球大学の撮影した映像はニホンカワウソなのか?それとも似て非なるものなのか?

調査は続きます。

カワウソの映像にネットの声は?

もしもニホンカワウソではなかったとしても、高知県で1979年にカワウソ生体が確認されて以来、 国内で38年ぶりのカワウソ生体確認ですので価値のあるものなのは間違いありません。

あわよくば、ニホンカワウソであってほしいと願うのは国民感情としては自然なことですよね。

調査結果が楽しみになるカワウソのニュースでした。

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