子供が風邪を引いてしまったときの治し方と食事が食べられないときの対処法

子供は大人よりも平均体温が高く、常に体を動かしているため運動量も多いことから、寒さの厳しい冬の時期でも活発にお外で遊び回ることができます。

しかし、子供は大人と比べると免疫系が未熟であるため、体内に細菌やウイルスが侵入してしまうと、すぐに風邪やインフルエンザなどを発症してしまいます。

子供たちを風邪やインフルエンザから守るためには、

・規則正しい生活とバランスの良い食事を心掛け、細菌やウイルスに対する抵抗力を高めること

・手洗いの習慣を身に着け、体内に風邪やインフルエンザの原因となる細菌やウイルスを侵入させないこと

・体温調節機能が未熟な子供たちに厚着をさせ過ぎないこと

・暖かくて大勢の人が集まる病院に頼り過ぎないこと

が大切です。

ただ、子供たちを風邪やインフルエンザから守るためのこうした予防策は、あくまで風邪やインフルエンザにかかりにくくするためのものですので、完全に風邪やインフルエンザから子供たちを守ることはできません。

そこで、今回は子供が風邪を引いてしまったときの治し方と食事が食べられないときの対処法についてまとめてみましたのでご紹介します。

子供の風邪を早く治すためのポイント

子供が風邪を引いてしまったとき、大半の親御さんが、

  1. 学校に「お休みします」という連絡をする。
  2. かかりつけの小児科に連れてゆき、お薬をもらう。
  3. 帰宅後、冷えピタや氷枕で頭を冷やしながら暖かい恰好をさせて寝かせる。
  4. お粥を食べさせて処方された薬を飲ませ、お風呂には入らず翌日まで安静にさせる。

この流れで風邪を治そうとされることと思いますが、実はこの方法では子供たちの風邪は治すことができないことをご存知でしたか。

では、どこがどのように間違っているのかをご説明してゆきましょう。

【風邪の治りを遅らせてしまう行為】

  • かかりつけの小児科へ連れてゆく。

子供がコンコンと咳をしていたり、だるそうにしている姿を見ると、親と

しては不安になりますよね。

そのため、子供の様子が少しでもおかしいとすぐに小児科へ連れてゆく親御さんも大勢いますが、病院という場所は具合の悪い人が大勢やってくる場所ですので、いくら清潔な病院内であっても細菌やウイルスがたくさんいます。

しかし、身体が弱っている子供にとって細菌やウイルスがたくさんいる病院は、たいへん危険な場所となりますので、いつもと様子がおかしいときやいつまで経っても症状が改善されないなどを除き、子供を頻繁に病院へ連れてゆくのは控えた方が良いでしょう。

  • 薬を飲ませる

風邪とは、呼吸器系の炎症性疾患の総称のことであり、主な症状として鼻水、鼻づまり、くしゃみ、咳やたん、喉の痛みなどの局部症状や発熱、倦怠感、頭痛などの全身症状が挙げられます。

ただ、私たちの体は細菌やウイルスなどの異物が体内に侵入したときに体外へ押し出そうとしたり、異物の侵入を防いだり、免疫力を高めるために体温を上昇させるといった防御反応が備わっているため、風邪の症状だからといって解熱剤や鎮痛剤、抗炎症剤などを服用してしまうと、一時的に特定の症状を緩和することは可能ですが、風邪を治すのが遅くなってしまったり、場合によっては副作用を引き起こす原因となるため、風邪を引いたらすぐに薬に頼るのはお勧めできません。

また、今も昔も変わらず風邪のウイルスを撃退する薬や風邪が治るまでの期間を短くする薬などは存在しないため、風邪を早く治すためには「子供自身が自力で治す力」をサポートするための環境づくりや症状を一時的に緩和させるための薬をいかにうまく活用するかがポイントとなります。

  • 暖かい恰好をさせて寝かせる

手足が冷たくて顔色が悪く、熱が出ていて悪寒で身体が震えているときは、

体を温めるために布団に毛布を被せたり、暖かい恰好をさせて寝かせると風邪の治りを早めることができます。

しかし、発熱しているときに布団に毛布を被せたり、暖かい恰好をさせるのは治りを遅らせる原因となります。

布団は内部にこもった熱を調節できるよう、通気性と保湿性を考えられて作られているのですが、発熱中に毛布を布団の上に被せたり、暖かい恰好をさせてしまうと、布団の内部にこもった熱を外へと逃がすことができず、より熱が上がり、無駄に体力を消耗させてしまう原因となります。

熱があるからと言って無理やり汗を掻かせても熱を下げることはできませんので、早く熱を下げたい場合は汗で身体が冷えないように薄着をさせ、湯たんぽなどを使って体温を調節するようにしましょう。

  • 発熱中に冷えピタや氷枕などで頭を冷やす

発熱中は体内に侵入した細菌やウイルスを退治しようと血液の流れを良くして白血球の能力と精度を高めている状態ですので、そんなときに体を冷やしてしまうと逆効果となります。

特に寒さを感じているときに冷えピタや氷枕などを使ってしまうと、風邪の症状を悪化させてしまう恐れがありますので要注意です。

また、冷えピタや氷枕などにはあまり熱を下げる効果がありませんが、高熱が出ている場合は少しでも早く熱を下げる必要がありますので、凍らせたペットボトルをタオルで巻いたものを首の左右・わきの下・両足の付け根にある太い動脈部分に当てて冷やすと熱を下げることができます。

  • お風呂には入らない

一昔前までは「風邪のときにお風呂に入ると風邪が悪化する」と言われていましたが、これはお風呂に入って温まった身体が脱衣所で着替えているあいだに身体が冷えてしまい、湯冷めを引き起こすことから誕生した教訓です。

現代では優秀な暖房器具が開発され、脱衣所で湯冷めを起こすことが減りましたので、風邪のときでもお風呂に入って体を温めたり、心と体をリラックスさせることができるようになりました。

ただし、風邪を引いているときにお風呂に入る場合、

・入浴前にコップ1杯の白湯または常温の水を飲む

・湯船の温度は40℃前後のぬるま湯

・入浴時間は15分前後

・湯冷めをしないよう、急いで体を拭いてパジャマを着る

・入浴後はコップ1杯の白湯または常温の水を飲む

これらをしっかりと守って入浴するようにしましょう。

風邪を引いているときは湯船に浸かって体を温めることが目的となりますので、頭や身体を洗う必要はありません。

また、入浴しても良いのは、「風邪の引き始め」、「悪寒を感じるとき」、「体温が38℃以下」の場合ですので、それ以外の場合は入浴すると逆効果となる恐れがあります。

合わせて覚えておきましょう。

子供の風邪を早く治すためには?

この他にも免疫力を高めるために質の高い睡眠や風邪を治すための環境づくりなども大切です。

なかでも特に大切なのが「食事」です。

私たちは風邪を引くと、体内に侵入した細菌やウイルスを退治するため血液の流れが良くなり白血球などの免疫機能の働きを活発にさせて身体を元の元気な状態へと戻してくれるのですが、「食欲が無い」「喉が痛くて食事ができない」と食べることを拒んでしまうと、体力が低下し、エネルギー不足に陥ってしまうため、風邪を早く治すことができなくなってしまいます。

ただ、食欲が無いときに無理やり食事をしてしまうと胃腸に負担が掛かってしまったり、食事を摂ったことで治りが遅くなることもあります。

では、風邪を引いて食欲の無い子供には、どのような食事を摂らせたらよいのでしょうか。

食事が食べられないときの対処法

風邪を引いた子供に「何が食べたい?」と聞きたとき、「食欲が無いからいらない」「喉が痛いから食べたくない」と言われたことはありませんか。

風邪を引いたときに食欲が無くなる原因は現段階では解明されておりませんが、おそらく自己防衛機能の1種ではないかと推測されています。

私たちは食事をすることで体を動かしたり頭を働かせたりと健やかな生活を送るうえで欠かせないエネルギーを生み出しているのですが、なんとエネルギーの元となる食事(食べ物)を消化する際にも膨大なエネルギーが必要となります。

しかし、風邪を引いているときに食べ物を消化してエネルギーを作り出そうとすると、体内に入り込んだ細菌やウイルスを退治するために必要なエネルギーが食べ物を消化させるために使用されてしまうため、風邪の治りが遅くなってしまうことがあります。

また、体内に入り込んだ細菌やウイルスは食事から摂取された栄養素から生まれる老廃物を糧とするため、食欲が無いときに無理やり食事をさせてしまうと、胃腸に負担が掛かるだけではなく、胃腸風邪を誘発する危険性があるため、子供たちが「食欲が無い」と言っているときは無理して食事を食べさせてはいけません。

ただし、食事はしばらく抜いても生命に関わる問題は起こりませんが、水分補給は別です。

人間の身体はほとんど水分でできているため、食欲が無かったり喉が痛くて食事が摂れなくても必ず水分補給だけはさせるようにしてください。

特に免疫力を上げる効果が期待できる食材を加えた飲み物は、水分を補給しながら細菌やウイルスを撃退することができますので、風邪を引いたときはこうした飲み物を積極的に子供たちに飲ませてゆきましょう。

もし、子供たちに食事を摂らせたいという場合は、胃腸に負担が掛からず、免疫力をアップさせる効果が期待できる消化の良い食べ物を食べさせてあげましょう。

まとめ

子供が風邪を引いてしまったときの治し方と食事が食べられないときの対処法についてご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。

いくら風邪を引かないようにと気を付けていても、大人と比べて免疫系が未熟な子供たちは風邪を引いてしまいます。風邪を引かないように気を付けることも大切ですが、子供が風邪を引いてしまったときの正しい対処法や食事の摂り方を事前に知っておくことで、風邪を引いてしまっても速やかに治すことができます。

この機会に子供が風邪を引いてしまったときの正しい治し方と食事が食べられないときの対処法を学んでおきましょう。

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