アーマンド ガララーガの幻の完全試合!大誤審を拍手に変えた理由は?

全米が、声を失い、思わず呼吸を忘れた6月2日。

タイガースのアルマンド・ガララーガ投手は、インディアンス相手に9回2死までパーフェクト投球を続けていました。

観客が総立ちの中、27人目の打者を一塁ゴロに打ち取り、ベースカバーに入ったガララーガは、確かに走者より先にベースを踏んだのです。

ところが、一塁塁審のジム・ジョイス氏は両手を広げ、「セーフ」をコール。

その瞬間、史上21回目、今季3人目となるはずだった偉業が、歴史の中から消えました。

ガララーガ幻の完全試合と呼ばれるもののは、どんなドラマが隠されているのか?早速見ていきます。

ホワイトハウスの定例会見で報道官も話題に

大記録が達成されそうになると、米国の野球中継は臨時映像に切り替わります。

球場によっては、巨大スクリーンで映し出す場合もあるほどです。

例によってこの日も、そう。「世紀の誤審」は、一瞬にして、動かしがたい事実として全米に伝わりました。

試合後、メジャー審判歴22年目のジョイス氏は誤審を認め、ガララーガに直接謝罪。

だが、マスコミをはじめ周囲は黙っていません。

大記録がかかった瞬間に誤審をされてはファンも民衆もスポンサーも本人すらも怒るのが普通です。

テレビは誤審映像を流し続け、新聞には「完全犯罪」の見出しが躍り、ホワイトハウスの定例会見では報道官が話題に出すほどでした。

つまり全米を巻き込む大騒動に発展したのです。

この時、ジョイス氏が住むオハイオ州では、同姓同名の別人、ジム・ジョイスさんの自宅に、中傷やいやがらせの電話が数十件もかかり、電話番号を変えざるを得なくなったといいます。

そんな中でガララーガがとった行動がとてもカッコ良いと話題となりました。

「彼の方が気分が悪いはずだから」とガララーガ

そんな状況を救ったのが、ガララーガその人でした。

試合直後は、不平不満をこぼすどころか、柔和な笑顔で謝罪を受け入れ、ジョイス氏の胸中を思いやってみせました。

「僕以上に、彼の方が気分が悪いはずだから」。

翌日の試合前には、メンバー交換に姿を見せ、涙を拭うジョイス氏と固い握手を交わしたのである。デトロイトのファンのブーイングは、その後、徐々に拍手に変わったのです。

聖人君子か!カッコ良すぎるよガララーガ!

勝敗を分ける1球、プレーだからこそ、監督や選手は納得できない判定にエキサイトし、時には暴言も吐きます。

今回の誤審騒動で、現在は本塁打の確認だけに限られているビデオ判定の拡大についても議論されることになりました。

ただ、米国球界の根底には「だれもがミスはする」との考えがあるのです。

同時に、審判団に対して、球界の仲間としての意識が強さも見ることができますね。

アーマンド ガララーガとは?

出典 nydailynews.com

氏名:アーマンド・アントニオ・ガララーガ・バレト

生年月日:1982年1月15日

出身:ベネズエラ クマナ

年齢:35歳(2017年現在)

身長:191 cm

体重:104 kg

アーマンド・アントニオ・ガララーガ・バレトは、ベネズエラ・スクレ州クマナ出身の元プロ野球選手。右投右打。

簡単に経歴をまとめると、1998年10月31日にモントリオール・エクスポズと契約。

2005年12月8日にターメル・スレッジ、ブラッド・ウィルカーソンとともにアルフォンソ・ソリアーノとの1対3のトレードでテキサス・レンジャーズへ移籍します。

2008年2月4日にマイナー選手とのトレードでデトロイト・タイガースへ移籍。

2010年6月2日、インディアンス戦で誤審によって完全試合を逃していて、これが後に「幻の完全試合」と呼ばれるようになりました。

最近では、2015年はメキシカンリーグのプエブラ・パロッツと契約。6月21日に自由契約となっています。

ガララーガの名言にネットの声は?

間違えることのない人間なんていません。

誰だって間違えることはあるでしょう。

それが、プロフェッショナルであれ、責任の大きい立場であれ、人間ならば時に仕方のないことです。

それはみんな一緒で、共通認識のはずなのに責任を背負うものが吊し上げられて袋叩きにされる姿にガララーガは心を痛めたのではないでしょうか。

失敗した人間を晒して袋叩きにすればするほど、それをみたい人や子ども達は挑戦する事や責任を負う事に恐怖し、いつか辞めてしまいます。

プロ野球選手は夢を与えるのも仕事です。

目の前で一人の仲間が咎められている姿にどんな夢が見られるというのでしょうか。

ガララーガは野球選手として、人に夢を与えるプロとして、本当に素晴らしい行動をとって示してくれたように思います。

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