女児5歳が高齢男性に大声で叱られPTSDを発症。理由はなぜ?

家族でキラキラした思い出を作りに秋祭りへ参加した5歳の女の子。

場所は「ふかや緑の王国」とか言う何ともメルヘンチックでフワフワした名前のスポットです。

いかにも平和そうな秋祭りで悲劇は起りました。

秋祭りに訪れていた、わずか5歳の女児に対して高齢のボランティアスタッフが大声で怒鳴りつけたのです。

楽しい秋祭りと聞いて訪れた場所で超怖いおじいちゃんに怒鳴られたら私でも涙をこらえる事は難しいでしょう。

一体なぜこんな事態に陥ってしまったのか、女児が患ったPTSDとはどんな症状なのか?

詳しく見ていきましょう。

女児5歳男性に大声で叱られPTSDに

2014年11月、秋祭りでボランティアスタッフの高齢男性に大声で叱られ、心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症したとして、当時5歳の女児が、主催者の埼玉県深谷市に約190万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が9日、東京地裁でありました。

鈴木正紀裁判官は症状との因果関係を認め、約20万円の支払いを埼玉県深谷市に命じました。

190万の損害賠償を請求して、20万しか支払いがされないとなるというのは「心の傷」の見えにくさを物語っているようにも思えます。

女児が怒鳴られた理由は?

判決などによると、女児は両親らと2014年11月に深谷市内の「ふかや緑の王国」で開催された秋祭りを訪れていました。

その際、輪投げ会場の受付の机の上にあった景品の駄菓子を手に取ったことを、80代のボランティア男性に大声で叱られたとのことです。

女児は駆けつけた父親の前で泣き出し、父親と男性が口論するのを見て、4カ月後にPTSDと診断されました。

楽しいお祭りが一転、激しい口論になっている。

女児にとっては「ヤバイおじいちゃんとパパ、めっちゃ喧嘩してる。どうしよう殺されるかもしれない!」くらい恐怖だったのかもしれません。

女児の身に起きたPTSDの症状

裁判で原告側は、叱られた後、女児が両親から離れるのを怖がったり、画用紙を黒く塗りつぶしたりしたと主張しています。

市側は、暴言はなく、症状との因果関係はない、と訴えていましたが、判決では因果関係は認められました。

目には見えない心の傷は判断が難しく、5歳の女児が自ら受けた傷を流暢に話せるはずもありません。

周りに理解されにくい状態の中で、本当によく戦ったなと思います。

PTSDとは?

PTSD(Post Traumatic Stress Disorder :心的外傷後ストレス障害)は、強烈なショック体験、強い精神的ストレスが、こころのダメージとなって、時間がたってからも、その経験に対して強い恐怖を感じるものです。

PTSDの主な原因は?

震災などの自然災害、火事、事故、暴力や犯罪被害などが原因になるといわれています。

今回のケースで言えば、暴言はなかったとされていますが、幼くして、知らない男から大声でられたことに恐怖を覚え、トラウマとなったこと原因でしょう。

PTSDの症状は?

突然、怖い体験を思い出す、不安や緊張が続く、めまいや頭痛がある、眠れないといった症状が出てきます。

とてもつらい体験によって、誰でも眠れなくなったり食欲がなくなったりするものですが、それが何カ月も続くときは、PTSDの可能性があります。

ストレスとなる出来事を経験してから数週間、ときには何年もたってから症状が出ることもあります。

度合いに関しては様々ですが、こうしたつらい症状が続いているときは、専門機関に相談しましょう。

女児5歳男性に大声で叱られPTSDにネットの声は?

成熟した大人と違って、5歳というのは「つみ木を高くしてお城を作るにはどうしたらいいのかな?」と考えている年代です。

世の中の仕組みや、目の前に置いてあるお菓子に触ってはいけない理由を論理的に考えられるはずもありません。

誰にも迷惑をかけないように子どもを育てるのなんて不可能ではないでしょうか?

もし子どもが間違った方向に行きそうになった時、大声で怒鳴る世界が正しいのでしょうか?

少なくとも違うはずです。

誰だって成長過程で間違えることもあります、それを正す時に感情的に大声でっては「なぜいけないのか?」を考えられず「怒鳴られたから怖いから」もうお外に出るのは止めようと考えるようになります。

るのは全然問題ないし、見ず知らずの女の子のために行動したのは立派ですが、やり方が正しかったとは言えません。

恐怖で支配された子どもは、感情に振り回されて生きてしまい、論理的に考える脳が育ちづらくなります。

力に屈してしまい、思考は停止する、自身がないから誰かに従う。

そんな子どもに育てるのが良しとされる時代はとっくに終わりました。

これからの日本や世界を作っていく子ども達に必要なのは、権力に従う奴隷力ではなく、考える力です。

大人も子どもも間違いは起こします、る時は感情をぶつけるのではなく「なぜいけなかったのか?どうしたら良いのか?」を論理的に考えられるように教えてあげましょう。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメント

  1. 通行人 より:

    まず子供は駄菓子を手に取っただけでなく勝手に袋から取り出してます(NHKオンライン)
    裁判所では裁判官が、この老人は耳が悪く元々声が大きいと判決時にフォローしています
    市は裁判時に、老人に暴言はなく叱責時間も短いと証言
    親の口論でPTSDにとの裁判認定もあり、口論をしかけたのも親側です
    つまり叱責自体は声が大きかっただけで通常の範囲内の叱責だったんですよね
    ただし、それも一因とはされましたが、親の責任理由により190万円が20万円に減額されています。

    場所は祭り会場で騒がしく射的で他の子の対応しながら、受付で袋を開けて中身を出しちゃってる子供に、大声で注意する以外どう対応できるというのでしょうか…
    市には上告を願います。

    • なじむのページ より:

      子どもからすれば置いてあったお菓子です。罪の度合いは教育的背景や環境によって感じ方は変わりますし悪意をもっての犯行とは言い難いです。
      間違っていたのなら論理的に教えれば良いのです。

      80にもなれば耳の機能は基本的に誰しもが落ちます、声の大小は調節可能です。
      自分の数倍ある巨人から大声を出されたら大人も子どもも怖いのが普通です。

      子どもが袋を開けたなら、代金を支払い謝罪するなり親が責任を取れば良いのです。
      その後で何がいけなかったのかなど教えれば問題はありません。

      • なべ より:

        子どもが購入前のお菓子を勝手に開けたら,叱るのは当たり前です。
        それを大声でやったから悪いとか,あとで教えればいいとかいうのは結果論であって,そこだけを拡大して述べるのは無責任です。
        店の商品を買ってもいないのに開けるのはよくないことだということぐらいは,親が教える義務があります。
        親が普段から,いいことと悪いことを時には厳しくしながらしっかりと教えていれば,大声で叱られたぐらいでPTSDになるような弱い子にはなりません。
        裁判所の判断通り,父親が男性と激しく口論したということは,父親もかなり大声になっていたに違いありません。
        自分の子どもが間違ったことをしたのに父親が逆上して男性と口論をしたこと自体,大変疑問です。
        それで裁判に訴えるなど,もってのほかだと思います。
        家庭教育が成り立っていませんね。

        • なじむのページ より:

          ることはもちろん悪ではありません。
          大声で叱りつけるメリットについてのデータがあるなら持って来て下さい。

          親の義務を問うのなら子どもに怒鳴る必要はないです。
          老人にも非があるので父親として娘の見方をするのは当然です。
          また親にも非があることも事実なので認めなくてはなりません。

          現在の日本では幼児教育の基礎さえ教育されません、しかし子育てする権力は誰もが持っています。
          幼児教育について学ぼうともしない大人の下にも子どもは生まれてきます。

          学ぼうと思えば学ぶことができる環境にありながら、それを放棄している大人のと老人の被害者が今回の5歳の女児なのです。

          • ななし より:

            「大声で叱りつけることのメリット」についてなぜ私がデータを出さなければいけないのか,冷静な反論ではないと思います。
            私は「大声で叱りつけることがいい」などと一言も言っていないからです。
            この記事の女の子が,男性の声によってPTSDになったという証拠こそありません。
            自分の娘が叱られ,父親が大声で相手と口論になったことで,その女の子が心に傷を負ったであろうことは容易に判断できます。
            また,親が購入前の商品を開けてはいけないことを子どもに教えていないことは親としての失敗です。
            実際に自分の子どもがそうした行為をしてしまったら,まず謝るのが親です。
            子どもの前で取り乱して,相手と口論するなどというのは,誠に大人気ないです。
            そういう親の姿を見せられた子はかわいそうです。
            だからこそ,裁判所も支払いを大幅に減らしたのです。
            「なじむのページ」さんは,親御さんから叱られたことがないのでしょうか。
            私は娘二人を,ある程度厳しく育てましたが,PTSDのような症状とはまったく無縁です。周囲の友人にもPTSDなどいません。
            私自信も親から大変厳しく育てられました。大声で叱るとか,体罰などは当たり前の時代でした。
            でも厳しくしてくれた親には感謝をしています。
            このような実体験の裏付けもない人が,時代の流行で教育論を振りかざしている現在の状況には疑問を感じます。
            学校で教師にやりたい放題の暴力を奮っている光景も先日ニュースになっていましたが,大人がしっかりと考えなくてはいけない時代ではないでしょうか。

          • なじむのページ より:

            そちらは「なべ」さんへの返信です。

            暴力でも言葉でも人に物を教える事は可能です。
            どちらの方がより好ましいかと言えば結果は既に後者であると証明されています。
            企業に例えていうのならば、アメリカのハーバード大学が10年以上にわたる調査の結果、生産性の差は約700倍に上ると結論づけています。

            私は親からの虐待を受けていました、発見が遅れていたら首から下を動かせなくなるところだったそうです。

            個人的な成功体験は素敵なお話として聞かせていただきますが、体罰はその他の叱り方を知らない人間、できない言い訳ばかりで学ぼうともしていない人間のやることで、とても愚かしいです。

            学校でやりたい放題な生徒に暴力以外の方法を教えられない人間は何をしに教壇へ立っているのか疑問です。
            とはいえ、生徒の教育的背景や環境を1人の人間が構築することは不可能ですので、社会全体を動かせる立場の人間がもっと教育に力を入れるべきなのは間違いありません。
            また、「愚かな政治家は愚かな国民によって作られる」とはよく言いますが、民主主義なのですから当然です。
            国民1人1人が投票権を持つ頃には「自分が総理大臣だったらどんな国にしたいか」をはっきりと語れるレベルでなければ、そもそも民主主義は成り立たないのです。

            よってこの問題の根底にあるのは日本教育の無能さですので、教育水準を速やかに上げる必要があります。
            大人も子どもも考え続けなければなりません。
            考えることを放棄している大人をみて子どもを育てるのは冴えたやり方ではないはずです。

          • なべ より:

            上の「ななし」は私です。家に帰ってから別のパソコンで投稿した時に名前を入れ忘れたようです。
            何か話が飛躍,ズレていませんか?
            あなたは結局自分の主張がしたいだけで,実際に起こったことをよく見ていない,というか,自分の主張にかかわる部分だけを拡大して論じようとしているにすぎません。
            たとえばあなたは父親の言動には目をつむって,子供を叱った老人のことだけに異常にこだわっています。
            判決内容にも目をつむっています。事実誤認のままで論じるのはいかがなものでしょうか。
            「親の口論でPTSDにとの裁判認定もあり、口論をしかけたのも親側です
            つまり叱責自体は声が大きかっただけで通常の範囲内の叱責だったんですよね」
            という通行人さんの投稿や,実際のニュース記事から乖離してしまっています。
            だからこの場合,ハーバードの研究結果をデータとして提示したところで,意味を持ちません。
            そのような論じ方では,なかなか理解されにくいでしょう。
            話の到着点がズレているというか,あなたが決めたところに強引に持っていこうとするので,おそらくあなたはデータを示すことによって相手を論破したいのでしょうが,ズレているので,科学的議論にならないのです。
            このニュース記事一つをとらえて「現在の日本では幼児教育の基礎さえ教育されません」とか,「日本教育の無能さ」などという言葉が出るのは,明らかに感情的です。
            あなたは,親から受けた仕打ち,自分の生い立ちに対する恨みが前面に出てしまい,最初から冷静な議論ができているとはいいがたいです。
            自分の中の思いが解決できていない人によく見られる傾向だと思います。
            まずあなた自身がそこを乗り越えなくては,他人を説得する力は持てません。
            私は学生時代にアメリカに留学経験もありますし,現在教育職についています。海外の学校を視察したり,友人の家庭に遊びに行き,家庭教育を目の当たりにすることもありますが,自分の目で実際に見ると,日本と海外のそれぞれにおいて特徴や問題,改善点などがよくわかります。
            これでここに投稿することは最後にします。
            失礼しました。ありがとうございました。

          • なじむのページ より:

            自分の著書に自分の意見を書かない人間がそういないように、私の記事ですので、自分の主張をするのは普通です。

            事件は末端で起きた事象に過ぎません、そこにばかりとらわれていては再発を繰り返すでしょう。
            なぜこのような事件が起きてしまったのか、同じような被害者を出さない為にはどのように行動したら良いかを考えなくては、目の前のことしか見えず、視野の狭い専門バカになります。

            日本の教育に関しては事実ですので感情的とはいえません。
            問題や改善点が分かるとのことですので、ご活躍にする事を祈っております。
            お付き合いいただきありがとうございました。

  2. ななし より:

    昔はなかったPTSD。
    なぜ今のごく一部の子どもだけにあるのかを考えればいいと思う。

    • なじむのページ より:

      PTSDはもともとあった現象に名前を付けて病気扱いすることはで、医界が儲かるようにする「うつ病」のようなポジションと言えます。

      度合いによっては本人が辞めようと思えば辞められますが、子どもの場合は周囲の環境によって「自分は本当に病気なんだ」と思い込むことで、ホメオスタシスの働きにより症状が現れるようになります。

  3. 匿名 より:

    いけないこと、叱られること、人を不快にさせること、これらを自分の子供が行っているのに放置した親が一番悪いと思う。
    他人に叱らせるんじゃなく、自分が叱らないといけない。
    そもそも5歳の子供から目を離すなんて論外だろう。

  4. 通りすがりの仮面ライダー より:

    親がバカだから仕方ない