11月27日の夕方に広島市の太田川で6歳の男の子が浮かんでいるのが見つかり「赤っぽい服を着た人が流されている」と通行人から警察に通報がありました。
川で遊んでいたところを流されてしまったのでしょうか?
それとも、何者かによって意図的に殺害されたのでしょうか?
想定される死因を含め、詳しく見てきます。
広島市6歳男児が川で死亡
27日午後5時5分ごろ、広島市安佐南区長束3丁目新庄橋付近の太田川で、「赤っぽい服を着た人が流されている」と通行人から110番通報がありました。
もう少し発見が遅れていたら、あたりが暗くなり、発見は困難になっていたと思われます。
目立つ色を着せていたのは、はぐれても発見しやすい母の工夫かもしれません。
安佐南署によると、川から男児(6)が救助されましたが、意識不明の重体で心肺停止の状態でした。
人工呼吸を行い、病院へ運ばれましたが、1時間30分後に搬送先の病院で死亡が確認されました。
死亡した男児は「米澤 斎良(読み方:よねざわ さいら)」ちゃんです。
同署によると、男児の母親は「目を離した隙に子どもとはぐれた」と説明しているといい、当時の詳しい状況を調べています。
男児が見つかった現場は、JR横川駅(広島市西区)から北へ約1・6キロで、川幅は100メートルを超えるといいます。
6歳男児の死因は?
男児が発見された段階では、既に意識不明の重体で心肺停止状態でした。
現在、事故として亡くなったと仮定するならば、可能性が高いのは溺死でしょう。
溺死は別名「水死」とも言い、水が呼吸器系へ侵入し、肺に水がたまるなどして気道がふさがれることにより引き起こされる窒息死の一種です。
母親とはぐれた後、誤って川に流されて溺れてしまったのかもしれません。
2次元ならば、こうして川で溺れている子どもは高い確率で救出されるのですが、現実ではなかなかそうも行きませんでした。
6歳男児死亡の事件性は?
次に浮上するのが6歳男児が何者かによって殺害された可能性です。
あくまでも可能性に過ぎませんが、見晴らしの良い川の近くで男の子とはぐれたらすぐに見付かるはずです。
気付いた時、見えないほど遠くへ流された可能性があったのならすぐに通報しなかったのはなぜでしょうか?
意図的に男の子が放置された可能性は本当にあり得ないのかも、今後調べる事になるでしょう。
母親が男の子から目を離した時刻はいつ頃なのか?
また、場所はどこか?
どの位の時間、目を離したのか?
はぐれた事に気付いた時、具体的にどのような捜索を試みたのか?
警察による捜査の続報を待ちましょう。