人類の宇宙移住の可能性「宇宙マウス」とは?

もの凄い生への執着の結果、私たち人類は地球との心中を避けるべく、宇宙に住まう計画をスタートしました。

とは言え、ぶっつけ本番で人間を宇宙に飛ばしてみるわけにも行きません。

そこで、人間の体に近い哺乳類である「マウス」(ねずみの方)を宇宙空間で繫殖させる実験が始まったのです。

今回はそんなワールドワイドならぬスペースワイドに活躍する「宇宙マウス」についてご紹介します。

宇宙マウスとは?

宇宙空間での繁殖などの実験に用いられるマウスの総称です。

主に宇宙空間で生殖が可能かどうかを調べるために用いられています。

宇宙マウスの特徴

宇宙には、地上の100倍の放射線量があると観測されています。

震災や人災の経験からこの数値を聞くだけでも、ちょっと宇宙空間への恐怖を感じます。

私たち人類以外で放射線に恐怖を感じる生物は今のところ現れていませんが、これは本当に大きな問題ですね。

山梨大の若山照彦教授(発生工学)らの研究グループは、この問題を解消すべく、次のような研究結果を発表しています。

◇宇宙放射線量は地上の100倍 外見や寿命に異常なし

強い放射線で遺伝子の損傷が起きやすい宇宙空間で約9カ月間保管した精子を使って生まれたマウス「宇宙マウス」が健康な状態で、正常な繁殖能力を持っていたと発表した。宇宙空間でも哺乳類が繁殖できる可能性を示した世界初の報告で、23日(日本時間)付の米国科学アカデミー紀要(電子版)に掲載される。

宇宙航空研究開発機構(JAXA)などとの共同実験。凍結乾燥(フリーズドライ)したマウスの精子を2013年8月に国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」に運び、冷凍庫で約9カ月間保管。14年5月に米国の補給機で地上に持ち帰った。

若山教授らは、その精子を使って受精卵を作製し、宇宙マウス73匹の誕生に成功した。出産率は約10%で、同条件で地上で保管した精子を使った場合(約11%)と差はなかった。宇宙マウス同士での繁殖も可能で、ひ孫マウスまで生まれたが、外見や寿命に異常は確認されなかった。

精子が受けた宇宙放射線量は地上の約100倍で、宇宙に保存した4系統のマウスの精子のうち3系統でDNAに損傷が見られた。一方、受精卵では損傷が1系統に減少。全4系統から生まれたマウスの遺伝子も、地上で生まれたマウスと差はなかった。

若山教授は「卵子由来のDNA修復機能が働いて、精子DNAのダメージを修復したのではないか」と分析。「さらに長期間保管すると、損傷が大きくなり修復が追いつかなくなる可能性がある」と推測し、宇宙に約3~5年間保存した精子についても今後、同様の実験を行い、影響を検証するほか、宇宙でマウスの受精卵を培養する実験も予定する。

若山教授は今回の発表について「人間が宇宙で生活する時に必要となる家畜の繁殖など、さまざまな可能性につながる」と期待する。【松本光樹】

毎日新聞より

宇宙マウスから見える人類のみらい

もしも、宇宙マウスが地球外での生殖や生存を実現したのなら、同じ哺乳類である私たちが宇宙空間で生きていく為の礎をマウスたちが示してくれることでしょう。

技術が発展した未来の世界で宇宙旅行がメジャーになったら、一度行ってみたいものですね。

私は船酔いする方なので、宇宙船酔いしないかどうかだけ心配です。

偶然にもあなたと同じ宇宙船に乗り合わせてしまった時は、大目に見てくれると幸いです(笑)

また、あなたと宇宙が身近に感じられるようなお話を探して参ります。

それでは~

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