今まであなたはスーパーに並ぶ豆腐の種類に圧倒され、どれを買うか迷った経験はありませんか?
それも無理はありません。
これまでの食品表示では実際にどの位の大豆が豆腐に含まれているのか分からず、大豆の濃度に関係なくひとくくりに「豆腐」と表示されていました。
そのため私たち消費者は食べることでしか味の濃度を確かめることはできません。
ですが朗報です。
この新制度が導入されれば、美味しくてあなたの好みにピッタリな豆腐をさっと見るだけで手に入れることができます。
早速ご紹介しましょう!
どんな定義で表示されるの?
出典http://www.excite.co.jp/News/photo_news/p-7179869/
販売されている豆腐の「大豆含有率」を前もって知ることができ、濃厚な大豆感が欲しいときは「大豆固形分」の高いものを、さっぱりとした軽い味を楽しみたいときは大豆固形分の低いものを選びます。
・6%以上 加工とうふ
・8%以上 調製とうふ
・10%以上 とうふ
例えば、1丁300グラムで比べると、「加工とうふ」に使う、水に浸した大豆の量は約90グラム、「調製とうふ」は約120グラム、「とうふ」は、約150グラムになります。
豆腐製造店は、この分類表示が、豆腐の新たな魅力を知ってもらうきっかけになると期待を寄せました。
ツイッターでは「今まで基準なかったの?」「大豆が何%なんて考えたことなかった」「成分表示ちゃんと見よう」といった声が聞かれています。
「最高級」「本格」などの表示は禁止に
今回は、大豆の割合によって、「とうふ」を3つに分類、表示することが進められていますが、その他、食品添加物についても、表示の変更が検討されてます。
例えば今は、豆腐の成分表を見ると「凝固剤」とのみ表示されているます。
ですが凝固剤には6種類あり、そのうちどれが使われているかわりません。
そこで今後は、塩化マグネシウムなど凝固剤の“種類”についての表示も検討しています。
さらに「最高級」や「本格豆腐」など、根拠が曖昧な表示は禁止する方針を固めました。
また「濃厚」などと、パッケージに書かれているものに関しては、大豆の割合を11.5%以上の豆腐のみ表示できるようにする模様です。
表示が細かくなるにつれて、私たちもそれらを見分けるための知識が必要になってきます。
あまりにも定義が多すぎると覚えるのも大変ですが、安全で美味しい豆腐のために頑張りましょう!
いつ頃から表示が始まるの?
豆腐を分類し表示化するには、申請の手続きや法整備などに時間がかかるため、早くても2021年以降になるそうです。
大豆たっぷりの高品質な豆腐を簡単に見分けられるようになれば、私たちも選ぶときにとても便利になりますね!
おまけ、アイスを見分ける4つのランク
あなたは、コンビニの冷凍庫に並んでいるアイス達にもランクが表示されているのをご存知ですか?
パッケージ裏の食品表示をよく見てみると4つのタイプに別れていることが確認できます。
・アイスクリーム(乳固形分が15%以上、うち乳脂肪分が8%以上)
ハーゲンダッツやパルムなど
・アイスミルク(乳固形分が10%以上、うち乳脂肪分が3%以上)
雪見だいふくなど
ラクトアイス(乳固形分が3%以上)
スーパーカップや爽など
氷菓(その他)
ガリガリ君やアイスボックスなど
以上4種類が表記されます。
一般に乳固形分が多いほど高価でコクがあるといいます。
このように食品表示を知ることで、購入する前に味わいの濃厚さを確認することができます。
アイスコーナーにお立ち寄りの際はぜひ見てみて下さい、それでは~