6月27日携帯電話の番号に新たな仲間「060」が増えることが決まりました。
高市早苗総務相は6月27日の閣議後会見で、携帯電話に「060」で始まる番号を導入する準備を始めたと明らかにしました。
新たな携帯電話が必要になる理由
番号は携帯各社の必要にと応じて、総務省が毎年約1千万~1500万番号ずつ割り当てているます。
携帯の会社が作って割り振ってるわけじゃないのです。
「090」と「080」の在庫はすべて割り当て済みになってしまったため、「070」が導入されましたが、もう残り「2590万番号」しか残っていないといいます。
ちなみに現在使われている携帯電話番号が登場したのは、それぞれ
1999年:090
2002年:080
2013年:070(※PHSだけではなく携帯電話にも割り当てられ始めた)
で、「060」は約4年ぶりの新しい番号となります。
つまり、4年前に導入した「070」の番号が品切れしそうだから新しい番号を導入しようということです。
いつから導入されるの?
実は昔、060で始まる番号は固定電話と移動電話の両方につながる「FMC」というサービスに使われていましたが、2011年に終了しています。
今は全く使われていない番号が9千万眠っているそう。
総務省はまず060をFMC向けとしている省令を改正し、実際に携帯に使う時期は070で始まる番号の減り具合をみて決めるという。
それはすなわち、私たちが新しい番号を作りまくれば「060」をより早く引っ張り出せるという事です。
やる意味があるかどうかなんて無粋な話はやめておきましょう。
頭の番号3ケタ以外も変化しています
実は現在の携帯電話の番号のように携帯電話が11桁になったのは1999年からことなんです。
豆知識として明日から自慢げに話してみて下さい!※相手のリアクションについては保証しておりません。
当時の契約数は約5千万件でしたが、今年3月末時点に至るころには(PHSを含む)はその数を1億6272万件まで伸ばしています。
携帯各社は過去に解約された番号を再利用しているため、今後新たに契約した人が090などの番号になることもあるといいます。
番号に中古があったとは驚きです!昔の登録者の知人から連絡が入ったりしないの?とか思いますよね。
それが普通にあり得ることなのです。
携帯電話番号の解約から再利用までのスパンは、携帯会社の裁量で決まる部分が大きいようです。
目安としては「3ヵ月~3年」で再利用されます。
なので、あなたが今使っている番号が安全ならばそのまま使い続けるのをおすすめします。
事故番号という、以前の使用者が使っていた番号に問題があり、迷惑な電話がかかってくるという被害も報告されているので、番号の変更は慎重に行いましょう。
今後解放される番号
2017年10月からは機器同士の通信向けにポケベルの番号に使われていた「020」が開放される予定です。
今後も番号が不足するようであれば、「030」「040」が開放される可能性も浮上しています。