国内大会で初の9秒台をマークしたことで一躍有名となった多田選手。
当時は追い風4・5メートルの参考記録ながら9秒94をマークし「風に押されていい感じで加速できた。ビックリしました。まさかあんなに走っているとは思わなかったです」と景気のいい笑顔を見せていた多田選手が今回のまさかの決勝欠場。
一体どうしたと言うのか、心配で夜も眠れません。
多田 修平 選手のプロフィール
多田 修平(ただ・しゅうへい)は、日本の陸上競技選手で専門は短距離走です。
生年月日は1996年6月24日で現在は21歳とかなり若い選手。
出身は大阪府東大阪市です。
学歴は東大阪市立石切中学校→大阪桐蔭高等学校→関西学院大学法学部(3年)に現在は在学中。
陸上競技は中学校時代から取り組んでいるそう。
2017年6月10日の2017日本学生陸上競技個人選手権大会(平塚競技場)では、男子100mに出場し、準決勝で追い風4.5mながら9秒94をマークし、日本国内の競技会に於いて日本選手として初の9秒台を出します。
決勝では多田選手の公認自己ベスト(10秒22)を大幅に更新する10秒08(追い風1.9m)を記録しました。
欠場した大会は?
7月1日に、広島市内で開催の「西日本学生対校陸上競技選手権」に参加していた多田選手はこの日も好調な走りを見せ、午後6時55分の男子100メートル決勝で2連覇を果たしまた。
この調子で男子400メートルリレーもぶっちぎってくれるだろうと会場の期待も膨らむなか、7時半ごろに事態は急変。
大会関係者が「多田選手は体調不良のためリレーを欠場します。救急車で運ばれたという話もあります」と発表した。
「え、救急車!」。慌てふためいた報道陣は、競技場の周辺で関学大関係者を捜して右往左往。
約15分後にサブトラックから何事もなく歩いてきた多田を見つけ、「救急車で担いでいかれたわけではないのか」と胸をなで下ろしたといいます。
男子400m欠場の理由
出典 グノシー
どうやら多田選手は約2カ月で6大会目の出場となり、かなりの疲労が蓄積していたそう。
リレーは大事をとって欠場したというだけの話でした。
1年前まではあまり名の聞かない多田選手でしたが、世界選手権の代表をつかみ取り、周囲の雰囲気も一変して人気もうなぎのぼりです。
それでも多田選手は一切浮かれる様子はなく「世界選手権まで時間があるので、筋力トレーニングと技術の確認をしたいです」と、いつものさわやかな笑顔で話して競技場をあとにしました。