7月6日に舞台に出演していた俳優がいきなり客席に転落する出来事が起こりました。
俳優は69歳で急性大動脈解離だったとのことです。
出演していた俳優「中嶋しゅう」とは?
中嶋しゅう(なかじま しゅう)さん
出典 サンスポ
生まれは1948年4月18日で年齢は69歳です。
身長が172㎝ある日本の俳優でした。
出身は東京都で1977年に「劇団NLT」に入団し1989年に退団、その後は映画や舞台を中心に俳優として活躍しています。
残念なことに、69歳という年齢でこの世を去りました。
まだまだ舞台に上がって活躍するはずだったのに、中嶋さんの無念に心を締め付けられます。
舞台で何が起きたのか?
7月6日、中嶋さんは東京・豊島区の東京芸術劇場シアターウエストで初日を迎えた舞台「アザー・デザート・シティーズ」出演中に舞台から転落し、救急搬送先の病院で死亡が確認されました。
しかし、中嶋さんは誤って転落し、頭を打つなどで死亡したわけではありませんでした。
死因は7日に判明し、急性大動脈解離だったとのことです。
予期せぬ事態にお客さんもスタッフも混乱したことでしょう。
病院に運ばれて行く中嶋さんを見てファンは「元気になったら、また姿を見せて欲しい」と願ったと思います。
しかし、虚しくもその祈りが届くことはありせんでした。
所属事務所の発表
事務所側も中嶋さん突然の死に気持ちが追かないながらも、観劇に訪れた方々をはじめ、関係者にしっかりと状況を伝えたいました。
HPに掲載された文は以下の通りです。
そう「中嶋しゅうを応援して下さった皆様へ」
既に報道等でご承知の事と存じますが、7月6日に初日を迎えました「アザー・デザート・シティーズ」の上演中、弊社所属俳優、中嶋しゅうが、舞台下に転落した原因につきまして、検視の結果「急性大動脈解離」を発症していたことがわかりました。
昨日の舞台初日に足をお運び下さり観劇いただいていたお客様、また観劇を心待ちにして下さっていたお客様、共に舞台上で共演させて頂いたキャストの方々、そしてスタッフの方々に於かれましては、多大なご心配、ご心労、ご迷惑をおかけしてしまいましたことを深くお詫び申し上げます。このような結果になってしまい、まだ気持ちの整理がつかずにおりますが、今後のことにつきましては、また改めてご報告させて頂きます。
悔やんでも悔やみきれない気持ちでいっぱいになり、悲しみがこみ上げてきますね。
それと同時に、本当に起きてしまった現実なのだと改めて思い知らされます。
主催の梅田芸術劇場によると
舞台を主催する梅田芸術劇場(大阪市)の東京事業部の話をまとめると。
公演は午後7時にスタートしました。
午後8時10分頃、中嶋さんは主演の寺島しのぶ(44)らとの共演中に、約1メートル下部の客席に転落してしまいます。
ステージ上に座った状態から立ち上がって演技をする際、何らかの原因によってバランスを崩し、転落したとみられていました。
寺島は中嶋さんのもとへ駆け寄り、すぐさま救急車を呼ぶようスタッフに要請。
いびきをかいていたと話す関係者もいるため、その時点でまだ息はあったもようです。
観客はロビーで一時待機するよう案内されて公演の再開を待ちましたが、後に中止が決定しました。
そして、中嶋さんは担架で運ばれ、救急車で病院へ搬送されます。
しかし、午後10時頃、無常にも死亡が確認されたということです。
中嶋さんの妻で、女優・鷲尾真知子(68)は、7日に初日を迎えた東京・浜町の明治座での舞台「ふるあめりかに袖はぬらさじ」に予定通り出演したそうです。
奥さんも心中は複雑だったと思いますが、プロ意識の高さはもちろんのこと、夫の無念も背負って舞台に立っていたのではないでしょうか。
急性大動脈解離とは?
今回、中嶋さんを死に至らしめた「急性大動脈解離」とは、一体どういったものなのでしょうか。
出典 gooヘルスケア
「大動脈解離」は大動脈の壁に亀裂が入り、壁が内膜と外膜とに分離されてしまう病気のことを指します。
突然に発症することが多く、その場合は「急性大動脈解離」と呼ばれ、急性心筋梗塞(しんきんこうそく)とならんで、すぐに対処が必要な循環器の救急疾患です。
突然の激しい胸や背中の痛みがありますが、まれに痛みが軽いこともあるそう。
手足の動脈への血流が悪くなり、手や足の激しい痛みが突然に現れてくることもあり、高血圧がある人に起こりやすいといわれています。
コード スニペットをコピー中嶋しゅうさんの死にネットの声は?
「やはり急病でしたか。激痛を感じながらも、必死で芝居をつづけようとしたに違いない。本人と関係者には慰めの言葉もない。お悔やみを申し上げます。」
「突然発症するんだ!コワイな…。」
「検査って面倒だけど、こういう記事をみると改めて大切だと思う。」
「病死だったんですね…残念ではありますが、舞台の上でっていうのは、役者さんにしたら幸せな事なのかもしれないですね。」
「そうでしたか。最後まで役者道を貫き、素晴らしい人生でした。」
病気の怖さや、中嶋さんの死を悔やむ声、役者としていきた姿への称賛が寄せられました。
最後の時まで役者として生きた「中嶋しゅう」さんに感謝の気持ちをおくると共に、ご冥福をお祈りいたします。
以上、中嶋しゅうさんと、死因の「急性大動脈解離」のお話でした。