飲食店の無断キャンセル対策方法「予約キャンセルデータベース」とは?

あなたは、お皿上に乗った料理を丸ごとゴミ箱へ捨てた経験がありますか?

今の時代、店に行かず、電話をしなくても簡単に飲食店へ予約できるようになりました。

しかし、その手軽さゆえか、なんとなく予約して、キャンセル連絡もなしにバックレるという事例が多く聞かれるようになりました。

こういった悲しい事件を1件でも減らすべく、今回は「予約キャンセルデータベース」のお話をしていこうと思います。

なぜ、飲食店の予約キャンセルは問題視されているのか?

飲食店は予約を受けると、事前に席を空けておく必要があります。

他の席が埋まっている場合、お客さんを断ってでも予約席を守る必要があるのです。

料理などはすぐには提供できるように仕込みを進めておく必要があります。

もちろんそれに伴い仕入も行う訳ですが、キャンセルされた場合、仕込んでおいた料理も、仕入れた食材も余ってしまうので、結果として食品ロスになります。

とっておいた席も、他のお客さんが使いたかったはずなのに、ただ断っただけとなり、機会ロスが生じます。

その被害は想像以上に大きなもので、小さな個人店などは致命傷となり潰れてしまうケースもあるのです。

予約キャンセルデータベースとは?

飲食店の悩みのタネである、大人数で予約したお客さんが連絡なしに来ないケース。

こうした予約者の電話番号を店舗側で共有して、リスクを軽減しようという個人サイトが「予約キャンセルデータベース」です。

予約キャンセル者等の電話番号を調べることができる、店舗間共有データベースサービス。

大人数の予約をしたにもかかわらず、連絡なしにドタキャンした方などの電話番号を共有することで、予約キャンセルのリスクを軽減することが期待できます。

こちらのサービスは店の規模などに関係なく、運営者にメールしてID・パスワードを発行してもらえば、どの店舗の方でも無料できるそう。

ログイン後に使える2つの機能

ログイン後に使える機能は2つ。

1.予約を無断でキャンセルした人の電話番号を登録する機能

2.既にデータベースに登録されているか番号を検索ボックスに打ち込んで確認できる機能

なお検索結果は「登録されている」「されていない」のどちらかでしか表示されません。

登録されている電話番号は暗号鍵と共に不可逆暗号化(ハッシュ化)して保存されている為、運営者サイドでも電話番号はわかりません。

運営者と情報保護委員会 両者の見解は?

サービスは2015年末に会社に務める傍ら個人で開始したといいます。

自宅近くのお気に入りのお店が予約の無断キャンセルで困っていたのを受け、「仲間内だけでもいいから、過去に大人数での無断キャンセルしたことがある人を予約前に確認できるシステムを作ろう」と開発に至ったそうです。

個人情報保護法に違反するのではないか?と思いますが、サイトの運営が個人情報保護法などに抵触する恐れはないか調べるために弁護士に相談しながら作り上げたそう。

現在、登録されている番号は30数件程度です。

登録件数は右肩上がりに増えているらしく、予約キャンセルの被害にあっている人の多さを痛感しますね。

個人情報保護委員会の担当者はサイトの違法性について次のように語っています。

「サイトが電話番号しか確認できないシステムですと、法律の対象外になる可能性が高いです。名前や住所など個人が特定できるような情報がひも付けられていたら個人情報となるので、対象内になるのですが、電話番号だけ並んでいるとそうはなりづらいですね」(担当者)

「また『個人情報の保護に関する法律』はこのように個人で運営しているケースですと、事業者しか規制の対象となりません。運営者がこのサイトを通して利益を得ようとしているのか、趣味の範囲か、それも大事な観点となってきます」

サービスは電話番号しか登録できない仕組み、さらに個人が有志で非営利的に運営しているので、運営側が同法律に抵触する可能性は低いようです。

予約キャンセルデータベースにネットの声は?

「これはいいと思う
予約しといて行かない奴が悪いし
キャンセルするなら電話一本すればいいだけ
本当に常識がない奴が多いと思う」

「ホテルでもキャンセル料発生するもんね。
団体予約のときはキャンセルできないように前払いとかできないのかな
プラスになればなったでまたそのときに支払う形で」

「登録されてるからと言ってクレーム出すようなヤツは、結局自分のことしか考えていない。
キャンセルの電話も掛けられないくせにクレームだけはすぐに掛ける。
いまのクレーマーがそういうタイプだね。
自分の不都合なことには目を瞑り、相手には厳しい。」

「気持ちはわかるし必要やと思うけど、無断キャンセル者のデータベース登録て個人情報的に大丈夫なん?」

「飲食店全体での無断キャンセルデータベース、いいね。 っていうか予約の無断キャンセルって何らかの犯罪になりそうな気がするんだけど。探せば該当するものありそう。 30人でコース予約して無断キャンセルとかそういう話聞くと本当に怒りが湧いてくる」

「予約無断キャンセルは困るよな……もう準備してんやぞ……」

正直なところ、このようなサービスが必要になってしまう世の中は悲しいものですが、一握りのビジネスを知らない人間がいるのもまた事実。

今回の「予約キャンセルデータベース」が、お店もお客さんも心地良い関係を築いていくためのきっかけとなれば幸いです。

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