7月14日、おびただしい数ののヒアリが新たに発見されました。
今回の発見されたのは横浜で、現在は対策が急がれています。
ヒアリの発見はこれで5都府県の7カ所に広がってしまいました。
横浜ヒアリの詳細
強い毒を持つ南米原産のアリ「ヒアリ」が横浜市中区の本牧ふ頭D5ターミナル内のコンテナ置き場で見つかったことが7月14日、関係者への取材でわかりました。
見つかったのはコンテナヤード内のアスファルトの割れ目で。
500匹以上の働きアリと、羽のあるオスが5~10匹、さなぎと幼虫がそれぞれ100匹以上確認されています。
女王はまだ見つかっていないが、繁殖していた可能性があるということです。
全国で発見が相次ぐヒアリに困惑と不安が募りますが、今できる対策を打てる限り打っておく他に方法はなさそうです。
特にコンテナから発見されることが多いので、港の近くで生活をしている方は今のうちに対策をしておくと良いでしょう。
横浜港のヒアリはどこから来たか?
関係者によると、ヒアリが見つかったのは横浜市中区の本牧ふ頭D5ターミナル内です。
運ばれてきた場所は香港からで、コンテナ近くの溝に環境省の調査で約500匹確認しました。
現段階ではターミナル外でヒアリは確認されていないそうです。
まだ調査を進めている段階で詳しい内容が入って来たら追記します。
対策を同時に進めつつ、被害を出さないように努めて欲しいと思います。
D5ターミナルの近くには、市民利用施設の横浜港シンボルタワーや海釣り施設などがあるので、遊びにいく方はくれぐれもお気を付けていってきてください。
環境省の対策は?
環境省は今後、現場を詳しく調べるとともに、ヒアリが見つかった場所から周囲2キロを調査する方針です。
また、捕獲わなを設置し、アリの生息状況を踏まえた上で毒エサを置くなどの対応をするという。
ヒアリの毒エサはむやみに設置すると、日本の在来種にダメージを与え、かえってヒアリを生息させやすくしてしまう恐れがあります。
今回のは実際にヒアリが発見されたエリアや周囲の状況をみて設置する判断を下しました。
被害者は今のところ報告されていないので、1人も出さないうちに事態を収束させたいところです。
ヒアリとその危険性は?
出典 朝日新聞デジタル朝日新聞デジタル
ヒアリは元々、中南米に生息していた外来種です。
しかし現在ではアメリカやオーストラリア、アジア圏でも発見されるようになっています。
ヒアリの体長は2・5~6ミリメートル程度で赤茶色、腹部はやや黒っぽいのが特徴。
非常に小さなながら攻撃性が高く、お尻に強い毒針を持つという厄介な性質を持ちます。
ヒアリに「害を成す敵だ」と認識されると、その毒針で攻撃を仕掛けてきます。
もしも日本に定着した場合、その辺のアリに混じって生息することになるので警戒がぬぐえません。
絶対に定着して欲しくない危険生物ですね。
どんな毒を持つの?刺されたときの対処法は?
それでも人生なにが起きるか分かりません。
あなたがヒアリに刺された時の対処法をご紹介しておきます。
出典https://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201706/p2_0010286195.shtml
ヒアリに刺されると体質によっては呼吸困難などを伴う急性アレルギー反応「アナフィラキシーショック」を起こす危険性があります。
上記の対処法を実践して慌てずに対応してください。
見つけた場合は、絶対にヒアリを素手で触らないことが大切です。
刺された直後約30分は安静にし、容体が急変したときは救急車を呼びましょう。
また、ヒアリは市販のアリ用殺虫剤で駆除することができます。
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